医療は日々進歩し、昨今はより専門性の高い対応が求められております。これは動物医療においても同様です。近年は獣医師にもいくつかの分野で専門制度が存在します。これからの小動物診療においては専門分野に特化した獣医師たちがそれぞれの動物たちに適した治療を組み立て、最善の結果を導くことができる機会が増えてゆくと思われます。
当院院長は大学卒業後から一貫して外科に特化した診療に携わってきました。大学院では整形外科における感染についての研究で学位を取得しました。現在も日本獣医生命科学大学の外科学教室に所属し、整形外科と神経外科の診療に参加しています。そのため特に整形外科・神経外科に対しての造詣は一般獣医師よりも深いと自負しております。

これからの動物医療のあり方や今までの経験を踏まえ、当院が飼い主様や動物のためにより良い医療サービスを提供するにはもっと外科の分野で動物たちを助けることができる病院に成長することではないかとの考えに至りました。
そこで、外科に特化した病院に成長できるよう、陽圧換気システムを備えた手術室を新設しました。さらに開業当初からのモットーである『開かれた診察』の考えを元に、手術は全て動画で記録し、ご希望の方には手術に見学もできるように、手術室の外にモニターを設置しました。当院はあくまで１次病院としてこれからも飼い主様のお役に立てるよう精進してゆく所存ですが、同時に外科手術、特に整形外科と神経外科に特化した病院づくりを進めてゆきます。